部下に離反されないリーダーになる秘訣は、『ただひたすら「聞く力」』にあり

2018年8月8日水曜日

リーダー論

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 どんなに優秀なリーダーでも、というか、リーダーの能力が高く、リーダー自体がそれを認識している時、起こりがちなのは「部下の離反」。

それは離職とか明確なものだけでなく、サボタージュも含めていろんな形式で出てくるのが実際である。どうしたら部下に離反されないで仕事を進めることができるのか、というのが能力と実績のあるリーダーが次のステップに進むための試練であるのだが、Presidennt.JPで呉座勇一さんが「なぜ織田信長は次々と裏切られたか」と題して、この問題に参考ににある記事をエントリーされている。

当方的に要点をまとめると

・織田信長は「部下の意見をきちんと聞く」リーダーだという認識があり、謀反心を抱いている配下の武将には、謀反の噂が流れると「遠慮なく意見を言え」という趣旨の書簡を送っていた

・だが、信長の峻烈さをよく知っている部下は、その書簡にまともに答えると処分される恐れが抜けきれず本音はいえない状態で、不満が鬱積していくことがよくあった。

・特に信長は自分の才能に自信があったので、部下の不満や意見を聞いても、それを取り入れるとこは少なかった。

・なので、部下には不満が積もる積もって、松永弾正、荒木村重、そして明智光秀の反乱を招くことになった

というもの。

織田信長といえば、自らの才能を頼みにした「ワンマン」なリーダーというイメージがあったので、部下の意見をや不満を聞くようなことをしていた、とは意外であった。でも、本稿を読むと、その「聞く姿勢」が本気でなかったというか、おざなりなものであったのかも、と思う次第で、このへんが光秀の反乱の原因の一つであったという説には思わず頷かされる。

で、こういう戦国の英雄の話だけでなく、部下の意見を聞く姿勢はあるのだが、部下が本心から意見をいってくれない、ということに悩んでいる上司は多いのではなかろうか。戦国の世とは違って寝首をかかれることはないのだが、組織としてのパフォーマンスが落ちるのは間違いない。で、部下がそういう態度をとる原因は「魂胆が透けて見える」というのが一番だろう。不思議なもので、相手のいうことを聞いたことにしよう、というのは結構見抜かれるもので、しかも聞いたことで納得させた、あるいは理解を得た、ということにしよう、という魂胆は如実に察知できるものである。

じゃあ、どうすれば、ということなのだが、ここは、技術論は置いといて、阿川佐和子さんの「聞く力」のアドバイス

話を聞く。親身になって話を聞く。それは自分の意見を支えようとか、自分でどうにかしてあげようとか。そういう欲を捨てて、ただひたすら「聞く」ことなのです。相手の話の間に入れるのは、「ちゃんと聞いてますよ」という合図。あるいは、「もっと聞きたいですねえ」という促しのサインだけ。そうすれば、人は自ずと、内に秘めた想いが言葉となって出てくるのではないでしょうか(阿川佐和子「聞く力」P149)

といったことろではないだろうか。腹に一物あれば、よほどの悪党で無い限り、外に現れてくるもの。まずは虚心で相手に対することが大事なんでありましょうね。


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日本の人口最少県の住人。なりわいは行政書士。読書好き、ガジェット好きの昭和人です。

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