2015年6月20日土曜日

今年も「亀の手」に出会った

今年の亀の手の初物。磯にいる貝なので、初物も何もないのだが、海が暖かくならないと、収穫が辛いのだろうと推察。

数年前までは、スーパーの店頭に出ることもなく、市場か魚屋の店先でたまに見かけるぐらいだったのだが、最近はちょくちょくスーパーでも見かけるようになった。

これもキワモノブームのゆえか、あるいは街の魚屋の衰退激しいゆえかはわからない。さらに、以前はもっと大粒だったような気がするのだか、これも昔は良かった、の類かもしれない。

見てわかるように、さほど身があるわけではないので、ご飯のおかずとかになるわけではない。さらには身を取り出す際に、結構手が貝汁でベタベタになるという弱点もある。

こうした困難を超えて、なお食すのは、この季節ならではの磯の香りを楽しみたいからであろう。これからの太陽が支配する季節を前に、初夏ならではの一服感である。


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