2014年9月19日金曜日

NHKプレミアム おそろし 三島屋変調百物語

宮部みゆきの時代劇人情ホラー「おそろし 三島屋変調百物語事始め」のテレビドラマ化。
都合5回の放映の3回目で、あと2回あるから感想めいたものはそれからでもよいのだが、原作と同じ章立ての5回であり、NHKのこと、そうは外れていかないだろうと思うので、このあたりで。ひとまず個人的に勝手に総括。

波瑠の主人公おちか役は、はまり役といってもいい。許嫁を目の前で殺された痛手を抱えた若い娘の様子が、あの大きな目とどうかするとぽぉとした感じが抜けない感じとでなんともアンバランスな様子が漂うのが、役どころの「おちか」の立場の不安定さと不安を象徴しているようでなかなかよい。

それにもまして、「曼珠沙華」、「凶宅」、「邪恋」と続いた3回までの秀逸は、なんといっても「凶宅」の小島聖。あまり他の番組で見ないのだが、今回の役は、ちょっと狂的なところが、なんともあの薄い顔立ちとマッチして不気味さを醸し出していた。声がなんともか細いのと、演技なのだろうが、貼り付いたような笑顔が、まあ、なんとも美人なのだが儚いような怖いような,、恐ろしいような・・。

今後の放映は「魔鏡」、「家鳴り 」と続いて、最終話では「安藤坂の御屋敷」との対決もあろうから、ひょっとすると再びの出演となるかもしれないので楽しみにしておこうかしら

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