2014年1月23日木曜日

名脇役「茹でイカ」

全国的には「剣先イカ」というのだが。 山陰の方では「白イカ」という。

旬は刺身なら7月〜9月、子持ちの煮付けなら5月〜6月、とWebでは出ているが、実のところほぼ通年手に入るし、飽きのこない味なので刺身でもいいのだが、今回は茹でて食す。丸ごと茹でて寸胴に輪切りした胴体をがぶりと食してもいいし、足のほうをちまちまと食しても、そこはお好みのままである。
 
イカというやつは、同じ類いのタコに比べても、味が万人向けのところがあって、その分、きちんとした仕事をしていても当たり前のようにとらえられて特段に感謝されないところがなんとも悲しいところ。
ただ、縁の下の力持ちに徹して表にでてこないかというとそうではなくて、刺身にしろ、茹でイカにしろ、脇役ではあるがしっかりとした存在感があるのがエライ。こうした脇役がきちんとしていると、主役がしくじっても勘弁してもらえることが多いので貴重な存在である。

人の世もこうした脇役をきちんと扱わないと思わぬ事態に至るものなのだが、えてして主役ばかりに注意がいって、主役がコケた時に大被害を被ってしまうことが多いのはよくあること。脇が甘くならないように気をつけないとね、ということが、イカの言いたい教訓か・・
 

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