2014年1月26日日曜日

「あんかけスパゲッティ」という曲者

弟のところから送ってもらった名古屋の名物「あんかけスパゲッティ」が食料品棚に収まってから結構長い時間が経過するので、奥さんに頼んで今日の昼食に。
見かけによらず「辛い」ので、辛いものが苦手な、うちの奥さんは頼まないとなかなかその気になれないらしい。餡かけの赤い餡もさることながら、太いスパゲッティの麺も変わっている。
名古屋というところは、江戸と上方にはさまれていながら独自路線を歩んでいるのだが、そこはやはり将軍家と張り合ってきた尾張徳川家の遺風というものだろうか。最近でも「名古屋メシ」という名のもとに手羽先からうどんまで、あれこれ売り出されているのだが、B級グルメ・ブームも収まってせいか露出が少なくなってきている感じがするのは、キワモノ好きの当方としては、ちょっと寂しい。

で、こうした名古屋的な第三勢力の力が強いときは、中国の魏呉蜀の三国時代のように、あれこれと乱れてハチャハチャの様相を呈することが多いのだが、ことB級グルメを始めとした「食」の世界では、例えば江戸前や京風に統一されるより面白く暮らせるような気がする。
ついでに言うと、第一勢力になりきれない当方としては、「食」以外の世界でも三つの極があると、その隙間で、得をしたり損をしたり、一極集中のピラミッドの状態より面白いことがおきそうな気配を感じるのだが、いささか無責任ではあるな・・

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