2012年10月19日金曜日

「News Week 紙媒体廃止」に思う、「紙」は本当に負けるのか

「米ニューズウィーク、全面デジタル化へ=紙媒体、80年の歴史に幕」ということで  Yahooニュースによると
 
 
 【ニューヨーク時事】米週刊誌「ニューズウィーク」が今年末に紙媒体を廃止し、来年から全面的にデジタル版に移行する。同誌を発行する米社が18日、ウェブサイト上で発表した。広告収入の低迷が理由。1933年創刊の同誌は紙媒体としては、約80年の歴史に幕を下ろすことになる。
 来年以降、デジタル版を「ニューズウィーク・グローバル」の名称で統一。顧客はタブレット型携帯情報端末やパソコンのウェブサイト上のみで購読できるようになる。
 
 
ということで「とうとう紙媒体を廃しするとことができてしまったか」、というと思ったのだが、さて、ほかの他社が追随するかとなると、NewsWeekほどの顧客の落ち込みがないとちょっと難しいのではないだろうか。
 
というのも、もともとこうした紙の新聞媒体を読んでいる層は、ネットの情報収集に熱心でな層、いいかえればネットよりも紙による旧来の方法を好んでいる層(おそらくは、中高年齢者の多くは、ここに含まれるだろう)であり、彼らは、紙による情報提供ないし情報収集自体が、ネットによる情報収集より「信頼性」が高い、信用できる、と思っている。
 
こういった層に対しては、いくら手軽に、安価に配信されるようになっても、「紙」に対する信頼度が落ちてこない限り、電子配信のものには、そうそうは手を出さないように思うがどうだろうか。
 
こうした心理的なハードルが日本における電子書籍の爆発的な普及を妨げる大きな要因ではないか、と最近考えるようになってきているのである
 

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