セブン・イレブンやローソンの無人化の試みは、「働き方」に何をもたらすのだろうか

2018年4月13日金曜日

働き方

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 Japan C-netで「店内ならどこでも決済できる「ローソンスマホペイ」・・深夜帯のレジ無人化の実験も」、TABILABOで「セブンーイレブンが「無人コンビニ化」に乗り出す」、とあいついでコンビニに無人化の記事がエントリーされている。

双方とも、少数の実験店舗であったり、社員向けであったり、と一般店舗への展開はまだ未知数のようであるのだが、いずれも、「商品棚から自分の好きな食べ物や飲み物を取ったら、あとはセルフレジで精算する」であったり、「商品バーコードを専用のスマホアプリで読み取り、店内のどこでも決済できる」ものであったり、今まで「人手」が必要だったレジ業務の無人化を進めるもので、このあたりAmazonGoの動きと同じである。今回は、日本の大手コンビニ・チェーンでの動きが始まったということで注目していいと思っていて、メリットが確かめられれば、国内コンビニへの普及も進むであろうし、コンビニで普及するシステムは、小売一般に広がっていく可能性がたかい。

で、この展開なのであるが、当方的には二つの進む道があるように思える。

一つは、ディストピア的な方向。今、小売を含めて「人手不足」の状態は過熱していて、これから「少子化」「人口減少」の時代を控え、おそらくは解消の目処はたたない気がする。外国人労働力の問題が「移民」問題と重なって進展しないのであれば、向かう所は、「無人化」しかも今までの工場生産などの機械化どころではなく、「人がやる」のが当然であった分野での無人化であろう。

これは、もちろん、労働力の再配分といった面をもたらすのであろうが、どうかすると労働者の二極化を急激に進める方向に行く可能性を秘めている。すなわち、「無人化される職場」から追い出される人々と、「無人化されない職場」に残る人、である。この時に、「無人化される職場」から「無人化されない職場」への労働力移転はおきればいのだが、無人化により「労働のパイ」そのものが減少するから、一番ありえるのは、無人化に影響を受ける人々が、ほそぼそと無人化のサポートをする仕事を低収入で分け合うといった構図。

その時は、きっと貧富の二極化も加速しそうな気がしますね。

もう一つは、ユートピアな方で、今まで人手不足や人件費の問題で立地が困難だった地域、多くは地方部なのだが、そこに小ぶりではあるが、店舗展開がされるかも、といったもの。レジなどの対人業務が省力かできれば、人手が必要なのは、商品相談や商品陳列などであるから、意外とコンビニ以外の書店とかファッション系とかの店舗での展開にも広がるかもしれんですね。

で、こういった時に、「個人」としてどう対応するか、ということなのだが、いわゆる「労働力」を売る系は、どんどん先細っていく気がしますね。これは、体力を売る系だけでなく、事務的な作業やノウハウも含めた「時間」を売る系も同じ。どんどんAIを始めとする「機械」に置き換わっていく。となると、独自の企画・プランニングを売っていくか、「機械」がうまく動くように環境を整備する、のどちらかは生き残っていきそうではありますね。

もっとも、スマホが出始めた時は、今のようなクラウドやネットに繋がることが前提の職種や、クラウドを利用したサービス系の仕事は想像もできなかった。テクノロジーの変換期にある今、まだまだ暮らしや仕事の地殻変動は続きそうでありますね。

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日本の人口最少県の住人。なりわいは行政書士。読書好き、ガジェット好きの昭和人です。

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