「安全性」は「効率性」を割り引いたところにある

2015年5月4日月曜日

ビジネス

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 3月終わり頃の神戸新聞の記事なので、情報的には少し古いのだが、どうもうまく仕上げれなくてかなり遅れてのエントリー。

その記事は
 
「神戸新聞NEXT 酔って線路に一直線 ホーム転落事故の9割 JR西が調査
 

 酔客の事故を科学的に分析できないか-。尼崎JR脱線事故を教訓に設立され、ヒューマンファクター(人的要因)を研究する安全研が2年前から調査に乗り出した。JR西の京阪神エリアと大阪市交通局の路線に設置された防犯カメラの映像を収集。酔客の線路転落や電車接触の様子などが写った映像を今年1月までで136件抽出し、事故に至る直前の行動を分析した。

 その結果、「ホーム上の酔客が突然線路に向かってまっすぐ歩き始め、そのまま転落する」が約6割を占めた。「立った状態から突然バランスを崩して転落する」が約3割。当初、多いと思われていた「ホーム端を線路と並行にふらふら歩き足を踏み外す」は約1割にとどまり、意外な傾向が浮き彫りになった。
 
というもので、鉄道の事故防止のため、とりあえずベンチを座ったときに線路に平行になるよう置き換えた、ということが後段にある
 
発表当時は、勝間さんのメルマガに取り上げられたりして、「素晴らしい気づき」あるいはビックデータといったデータ分析によりわかった意外な結論といった風にとりあげられることが多かったもののように記憶している。
 
そういえば、私の知人が酔ってホームから転落して、あやうく列車に轢かれるところを落ちどころが良くて一命をとりとめたことがあったのだが、その時も本人は「はっと気がつくと列車がすでに到着していた、ドアが開いていたような気がして列車に乗り込もうと急いで歩いて向かったら、列車がなかった」と言っていた(もちろんその時は泥酔状態)のを思い出した。
 
酔っぱらいの行動はまあいいとして、ここで注目したいのはJRが考えた事故防止のためのベンチの配置方向。普通、ホームにかぎらずベンチというものは次の行動に動きやすいように配置してあるのが通例で、ホームやバス乗り場のベンチは列車や車の入り口に向かっているし、待合室は部屋の入り口方向に向かって配置してあることが多い。
 
今回、ベンチをホームに平行にした、ということは、列車へのアクセスをわざとかなり阻害する配置にしたわけで、どうやら「安全性」というものは、どうやらアクセスの良さとか利便性をかなり阻害したところにあるようだ。
とかく新しい「ウリ」を考えたり、業務改革の場合は、機能性の充実や速度のUPとか、効率性の向上とかを最優先にするものなのだが、「安全性」ということを考慮にいれると、最適の案を少し割り引いて実行したほうがよいのかもしれないですね。

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日本の人口最少県の住人。なりわいは行政書士。読書好き、ガジェット好きの昭和人です。

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