2013年7月30日火曜日

「おべんとうの時間」

飛行機で移動する時、離発着の一定時間はでデジタル機器の使用が禁止されるので、KindleやiPadなどで書類や自炊本、電子書籍を読んでいる身としては、何も読むものがない、という事態に出くわす。そんなとき否応無しに手に取るのが機内誌で、ANA機に乗り合わせた場合、個人的に一番好みの記事は「おべんとうの時間」(ちなみに、2013の7月号は鶴岡市立加茂水族館の副館長の奥泉さん)

記事の構成はまあ簡単といえば簡単で、全国各地の人が自分のお弁当を公開して、お弁当について語る、というものなのだが、どうしてどうして、これがまた深い味わい。

親や妻への感謝あり、不遇時代の思いであり、新婚時代のノロケありといった具合で、個人個人の今昔の「弁当の思い出」が語られるのだが、なんとも泣かせるものあり、微笑ましくなるものありで、今のところ機内誌の記事で一番のお気に入りである。薬味ばっかり食う感じがして、これをまとめた本を買うのは躊躇していたのだが、いっそ買ってしまうかな、と思うこのごろなのである。

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