2011年3月6日日曜日

「奇貨居くべし」を読んだ

日曜日に全5巻読了
6年間にわたり著作と言うことで、さすがに分量的にも、内容的にもよみごたえある
少しずつ読み進めてきたので、3月ばかりかかってしまった
中国の歴史的人物の話は、歴史小説や時代小説が好きなせいもあって、結構読むほうだと思うのだが、やはり一面的ねことが多い。
この呂不違の場合も層で、始皇帝の方向からみた話が多くて、陰謀家で、秦の国を我が物にするために、不遇の公子に自分の妾を差し出して、
実は血を分けた実子である始皇帝を通じて、秦の国王の座の禅譲を狙った人物という印象が強い。
そういった意味で、こういう人物に青年時代に光を当て、実は・・・、といった形で、呂不違の新たな姿を示してくれたのは、史実かどうかは別にして筆者の着想と筆の冴えはすばらしいの一言。

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