2010年1月17日日曜日

iPhone情報整理術

iPhone,iPod touchをとことん使ってやろうという人には必携の一冊。

ネットをあちこち精力と時間を使ってさまよえば、類似の情報は見つかるかもしれないが、必要な情報を的確に、まとまった形で、提示してくれるのが、こうした本の良さ。

その上に、iPhone/いPod touchによる新しい仕事や生活のあり方を提案してくれるのが、本書のそのほかの入門本と違うところ。

構成は、
01 iPhoneでつくるクラウド・オフィス
02 iPhoneゼロストレス仕事術
03 iPhoneユビキタス手帳術
04 iPhoneでウェブを持ち歩く
05 出先でのiPhone活用術
06 人生に近道をつくるiPhoneライフハック術

という形になっていて、もちろんiPhoneのアプリの紹介もあるのだが、本書の主眼とするところはiPhoneというクラウド。コンピューティングを基礎としたガジェットを使って、いかにして自分の生活をデジタルに変えていくか、といったところだろう。それは、「はじめに」に書かれた

「すべてがiPhoneの中に入っている」という自信が生まれると、これまで想像もできなかったような利用方法が次々と生まれます。

という言葉に象徴されるように、iPhoneというガジェットを使った、私たちの生活や思考のクラウド化の提案でもある。
たしかに中には「全ての書類、本をデジタル化してiPhoneで持ちあるく」といった、ちょっとやってみようかと思うには敷居の高いものもあるにはあるのだが、それらにしても全く通常人ができそうもないアイデアではない。(最近はScanSnapといったスキャナや大容量のNASのお値段も非常に値ごろになってきているし、ホームサーバーも身近になってきているしね。)

個人的な事情をいえば、アドエスの縛り中なので、iPod touchで我慢しておくしかない現状なのだが(音声端末にしているDocomoをMNPしてやろうか、と思わないでもないのだが・・・)、まあ、VisorやSONY CLIEといったPDAを長らく使ってきた管理人としては、現在の突然のスマートフォンブームでこうしたハウツー本やクラウドのアプリがどんどんでてくることは、非常に喜ばしい限りである。

iPhone所有者だけでなく、iPod touch所有者にもお奨めの一冊である

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