2014年1月26日日曜日

「あんかけスパゲッティ」という曲者

弟のところから送ってもらった名古屋の名物「あんかけスパゲッティ」が食料品棚に収まってから結構長い時間が経過するので、奥さんに頼んで今日の昼食に。
見かけによらず「辛い」ので、辛いものが苦手な、うちの奥さんは頼まないとなかなかその気になれないらしい。餡かけの赤い餡もさることながら、太いスパゲッティの麺も変わっている。
名古屋というところは、江戸と上方にはさまれていながら独自路線を歩んでいるのだが、そこはやはり将軍家と張り合ってきた尾張徳川家の遺風というものだろうか。最近でも「名古屋メシ」という名のもとに手羽先からうどんまで、あれこれ売り出されているのだが、B級グルメ・ブームも収まってせいか露出が少なくなってきている感じがするのは、キワモノ好きの当方としては、ちょっと寂しい。

で、こうした名古屋的な第三勢力の力が強いときは、中国の魏呉蜀の三国時代のように、あれこれと乱れてハチャハチャの様相を呈することが多いのだが、ことB級グルメを始めとした「食」の世界では、例えば江戸前や京風に統一されるより面白く暮らせるような気がする。
ついでに言うと、第一勢力になりきれない当方としては、「食」以外の世界でも三つの極があると、その隙間で、得をしたり損をしたり、一極集中のピラミッドの状態より面白いことがおきそうな気配を感じるのだが、いささか無責任ではあるな・・

会員制貸本サービスは定着するのだろうか?

Tachableの記事で『Oyster」という定額で何冊でも本が読めるサービスが紹介されていた。
それによると
 
月額9.95ドル(約1000円)を支払うことで無限に本を読むことができるOysterというサービス。ベストセラーや新着を含む10万を超えるタイトルを読むことができる
 
ということで、海外版の書籍の「ビューン」のようなものだろうか。
 
Hulluなどの定額でビデオや映画が見放題というサービスを意識してのことだろうが、日本で果たして流行るかどうかはちょっと個人的には疑問視。というのも、コンテンツがどんな形になるか得体がしれないからである。
ビューンは自分もちょくちょく利用しているのだが、掲載されている雑誌のジャンルや、雑誌によっては一ヶ月に数度に分けて掲載される形もあって、なんとも中途半端な印象が拭えない。ビューンの月額は450円なのでそんなに高額でもないのだが、割高感が払拭できないのは、ビジネスからファミリー、旅行、女性向けなど万人に向けたコンテンツ・ラインナップがどうも焦点がぼやけてしまうせいではないかと思っている。
 
このサービスのコンテンツのラインナップはちょっとわからないのだが、万人向けでごった煮のようなコンテンツであるならば、個人的には利用する木は失せるだろうな、と思う次第。
 
どうせなら、極度にジャンルを絞って、例えばビジネスでもウェブだけにする、とか、文芸はミステリだけ、とかの定額サービスがあると使う気も増すのだが・・・(ビジネスとして成り立つかどうかは不明ですがね)

2014年1月25日土曜日

凋落感のある「牡蠣の土手鍋」

昔は牡蠣といえば、店に行かないと食せなかった気がするが、養殖産業の隆盛のせいかお目にかかることが多くなっている。
そうした牡蠣料理の中で、牡蠣フライは今でもある種のステイタスを維持しているように思うのだが、凋落傾向にあるのでは、と思うのがこの「牡蠣の土手鍋」である。レストランに出回るものでもないし、飲み会の席でも、居酒屋や料理屋の鍋となると高級志向では河豚、普及版では海鮮か寄せ鍋、といったところが主流で、さすがに「牡蠣の土手鍋」はそうそうお目にかかるものでもない。

具材としては、牡蠣、白菜、ネギといったラインナップで、スタッフ的には十分なのだが、そのイマイチ感を醸し出すのは、やはり、その色かな。食してみれば味噌味で、具材も暖まる、「鍋」の必須要件を満たしているのだが、「人は見た目が9割」を地でいくような気がして、なんとも寂しい。

で、こういう時にどうかすると見た目を整えようとアクセクし始めるのが世の常なのだが、土手鍋は、土手煮と軌を一にして、あくまで野暮ったいままで中身勝負と言っているのだが、果たして吉とでるか凶とでるか。
土手煮の方は、その野暮ったいかわりに味が濃いところが妙に若い女性に受けたりしてるようなのだが、土手鍋のほうまでその波が波及するかどうかは、さてどうなるか。見た目はさておき実質勝負、といった土手鍋の昔気質が評価されるとよいのですが・・。


 

kindle 角川70%セールに思う

今日現在、まだセールは継続中のようなのだが、開始早々からかなりのサイトで取り上げられていたし、倉下氏の「カドカワ70%セール雑感」といったこのセールを一つの社会現象としてとりあげるところもでてきたりしている。
 
個人的には、小説とビジネス書数点を購入させていただいたき有り難いところで、既に電子書籍を購入している層の購買意欲をそそるのは間違いないのだが、電子書籍派を増加する方向にいくか、となるとそのあたりは疑問視している。
 
というのもAmazonがKindle旋風を巻き起こし、日本でも電子書籍全盛となり紙の書籍は絶滅するのでは、ということがよく言われたのだが、現実はけしてそうはならず、かといって電子書籍が増えたといっても書籍自体の購入数はさほど激増しているとも思えず、なんとなく普段から本を読む層の内、電子系に親和性のある層を取り込んでいるだけのような気がして、そのあたり、アメリカの情勢とは違うのかもしれない(もっとも、アメリカでも紙の書籍いまだ強しという話もあるので、ことは単純でないのかもしれないが(AFP BBニュース 「紙の書籍の存在感未だ強し 米調査結果」
 
で、こんなに電子書籍派が増えていかないのは、やはり本好きというのは、「本」というものに質感と所有感が大事で、「買う」→「手にとる」→「ページをめくる」という行為そのものが、本の情報を取得するという行為と同等に好きなのでは、ということなのかも、と思っているところ。そうなると、電子書籍は、「物理的にめくることのできる電子本」が出現しない限り爆発的な普及はしないことになるのだが、電子書籍推進派としては寂しい限り。
 
ただ最近では、紙の本発売からわずかの期間で電子書籍化されるものは増えてきているようだし、旬が過ぎるのが早いビジネス本や、リアル書店に行ってもなかなか置いていない昔のベストセラーや古典本(特に田舎の本屋では注文しないと入手はかなり困難ですな)などは、電子書籍化をどんどんやって欲しいと、関係各位に切にお願いする次第なのである。
 

2014年1月23日木曜日

名脇役「茹でイカ」

全国的には「剣先イカ」というのだが。 山陰の方では「白イカ」という。

旬は刺身なら7月〜9月、子持ちの煮付けなら5月〜6月、とWebでは出ているが、実のところほぼ通年手に入るし、飽きのこない味なので刺身でもいいのだが、今回は茹でて食す。丸ごと茹でて寸胴に輪切りした胴体をがぶりと食してもいいし、足のほうをちまちまと食しても、そこはお好みのままである。
 
イカというやつは、同じ類いのタコに比べても、味が万人向けのところがあって、その分、きちんとした仕事をしていても当たり前のようにとらえられて特段に感謝されないところがなんとも悲しいところ。
ただ、縁の下の力持ちに徹して表にでてこないかというとそうではなくて、刺身にしろ、茹でイカにしろ、脇役ではあるがしっかりとした存在感があるのがエライ。こうした脇役がきちんとしていると、主役がしくじっても勘弁してもらえることが多いので貴重な存在である。

人の世もこうした脇役をきちんと扱わないと思わぬ事態に至るものなのだが、えてして主役ばかりに注意がいって、主役がコケた時に大被害を被ってしまうことが多いのはよくあること。脇が甘くならないように気をつけないとね、ということが、イカの言いたい教訓か・・
 

2014年1月18日土曜日

Boxがストレージ50Gを提供しているようだ

米国のBoxがiOSのアプリのアップデート記念ということで1月15日から30日以内に新アプリをダウンロードしたユーザーに50G分の容量をプレゼントするという豪儀なことをやっているようだ。
 
C-net JapanBox、「iOS」アプリをアップデート--50Gバイトの無料ストレージ提供
 
クラウドストレージを提供するBoxは米国時間1月15日、「iPad」および「iPhone」用アプリの新バージョンをリリースした。同社は今回のバージョンにより、セキュリティレベルを維持しつつ、より高速かつより反応の速い「iOS」エクスペリエンスをもたらすと約束している。 さらに同社は、ユーザーにこの新バージョンを試してもらえるよう、ダウンロードごとに50Gバイトの無料ストレージを提供する。Boxのモバイル部門責任者David Still氏によると、この新バージョンはコンテンツに着目して再設計されているという。
 
 
Boxは以前サービズを開始した時にアカウントをとってストレージクォータは50Gになっているんだが、ひょっとしたらひょっとして、とアップデートしてみたのだが・・・
やはり、こういう場合は50G+50Gとはならないようですな(当たり前か・・)。
ただ、Boxのアカウントはメールアドレスでとれるので、違いアドレスで登録して使い分ければ可能ということか・・・?
 
Dropboxの有料プランに加入しているほか、YahooBOXはBBユーザーなので50G、かつPogoplugも稼働中ということで、今のところネットワーク・ストレージの容量には不足していないのだが、たくさんあればあるほど良し、という欲望に駆られるところがまだまだ大人物になれないところなのだが、Sugersyncも無料プランを無くすし、こうした豪儀なサービスは嬉しいですな。

Webminのサーバー管理でsambaが表示されない不具合

2台目の玄箱DebianにWebminをインストールしたのだが、そのサーバー管理のところでSambaが表示されない不具合が発生した。
 
何度かWebminやSambaをリスタートさせるのだが改善しない。
 
ふと思い当たったのが、1台目とのパッケージのインストールの順序の違い。
 
1台目はSamba→Webminの順番にインストールしたのだが、2台目はWebmin→Sambaという順序でインストール。
もしやと思い、WebminとSambaを一旦削除して、再インストール。
 
と、どういうわけか、しっかりSambaも表示。
 
原因はわからないが、とりあえず不具合は解消したのだが・・・。
 
aptでインストールできるパッケージ・リストからWebminがはずれたことhが影響してるのか、それともSamba3をデフォルトでサポートしていないのか・・・?