2012年1月29日日曜日

ノートブームは、まだまだ健在?

日本経済新聞のWeb記事によると、スマホやタブレットが普及してきてはいるが、アイデアを書き留めたりなにやらで、まだまだビジネスマンの間ではノートの人気が根強い様子。
 
 

モレスキン・ブームは2年ほど前だったと思うが、まだまだノート・ブームは収まっていない様子。
たしかに私の場合も、iPhoneもiPadも持っているが、レスポンスの早さと手軽さ、後からの追記の簡単さで、仕事の関係では、アナログのノートを使うことが多いし、リアルの新聞記事や雑誌のコラム、ちょっとしたデータはノートに貼り付けておくことが多い。
 
さらに、会議などでタブレットを出すと奇異の目で見られることがまだあるし、スマホを出すと会議に集中していないようにとられることもあるので、まだまだビジネス、とりわけ役所などの固い仕事場では鬼門のような気がする。
 
その点、紙のノートであれば、その場の話題と関係ないことをメモっていても、ほとんど気づかれないっていうのはかなりポイント高い。(もっとも、私の場合、字がとてつもなく汚い、ほとんど象形文字の時もあるので、その辺がひどく問題なのだが・・・)。さらに、記入の仕方や、記入面のデザインも自由にできるといったことが、デジタル・グッズにない自由さも魅力の一つだろう。
 
さて、ノートや手帳関係の書籍もたくさんあることだし、また個人的な工夫を考えましょうかね。
 

「iPhoneは米国で生産しない」が清々しく聞こえる。

J-CAST Newsによると、アップルのCEOであったジョブズが、オバマ大統領と会談した際、iPhoneをアメリカ国内で生産するつもりはないか質問されたが、言下に「そのつもりはない」と答えたそう。

世界的なビジネスを展開しているアップルであるから、その製造が、一国の状況に左右されてはたまらん、ということもあるのかもしれないが、製造の拠点の存置や誘致を望む国や自治体の多い中、こうしたアップルの態度は肝に命じておくべきだが、一方で、テクノロジーや知財の拠点は引き続きアメリカにある、ということに注意しておくべきだろう。
アップルのiPhoneをはじめとした製品の製造は中国であることや、Googleのandroid端末の製造の相手方が韓国のSamusunであり、台湾のHTCであることは周知のことなのだが、技術や研究の中心は依然としてアメリカであることは間違いない。円高が続き、大震災のあと、海外に製造拠点を移す企業が多い中、この際、産業立地について研究機能、開発機能のみを残す方策を考え始めたほうがいいのかもしれない。つい前にエントリーした産業経済の終焉ということが目の前にあるのなら、google,Appleを誘致するにはどうしたらいいか、ぐらいのレベルで考えないといけないのかもしれないですね。

Newsweekの「『平均的な労働者はどん底におちる』」で思ったこと

「平均的な労働者」ってのは私のことでもあるのだが、「まじめの罠」を読んでから日が浅いせいか、こうした記事が、目に飛び込んでくる。
 
 
・今の不況は、産業の時代の終焉を象徴しており、さらには「平和な労働者」の時代の終焉を示しており、今の不況は永遠に続く
 
・産業経済の時代が終わった今、与えられた仕事そすればいいという考えは捨てるべき
 
・誰かが評価してくれるのを待つのではなく、自分の力でキャリアを切り開くことが必要。大企業に選ばれるのを待つのではなく、自分で自分を選ぶ時代がきた。
 
ということなのだが、この記事のもとが、そこらの日本のしたり顔の経済人などではなく、アメリカ人で、ヤフーの元副社長でマーケティングのベストセラー作家 ゴーディン氏のトーク番組というあたりが興味深いところ。
 
どうやら、こういった事態は、日本だけではなく、アメリカでもそうなのだ、というところで、ちょっと大げさに言えば、世界的なホワイトカラーの終焉といったところか。
 
さらに、最近のノマドといったワークスタイルを考えると、普通に会社や役所に勤めている人も、フリーランス的な精神を根底に持っていないと、いつの間にか切り捨てられてしまうよ、といわれているように思えてならない。
 
長い不況の中で、再生の切り札として、日本的な勤務環境の再生が言われている。しかし、そのわりに状況が好転しない今、性根を決めて、企業や役所といった「固い組織」の中にフリーランスの精神をどう取りいれるか、外部との「協働」ではなく内部における「連携」による仕事とはどうやればいいのか、ちょっと考えてみるべきなのかも。

2012年1月28日土曜日

勝間和代「まじめの罠」

とかく「真面目」で、「ひたむきな努力」が賞賛される日本社会なので、物議を醸すネタになってしまうかも、といった印象を抱いてしまう、勝間和代さんの「まじめの罠」(光文社新書)をレビュー。勝間節炸裂、といった印象なのが本書。

ただ、不真面目さの推奨というものではなく

・「真面目」という言葉に錯角を起こしそうな我々の認識



・「真面目」=「権威」を無条件で信頼してしまう知的怠惰さ

といったことや、

・「真面目さ」とセットになってしまう「「視野の狭さ」「「思い込みの強さ」

と言ったことに対する警鐘と解釈すべきだろう。それは、筆者が本書の中で何度も引用する、村木厚子氏の事件の前田元検事であり、東北大震災直後から数ヶ月続いた、日本の当時の首相の立ち居振る舞いや行動への批判の舌鋒の鋭さに現れていると思う。

構成は

第1章 「まじめの罠」とは何か、そして、なぜ「まじめの罠」はあなたにとって危険なのか

1ー1 「まじめの罠」とは何か
1ー2 「まじめに生きる人生」は「幸せな人生」か?

第2章 あなたが「まじめの罠」にハマってしまうメカニズムを理解しよう

2ー1 「まじめの罠」を生む外部要因ー日本社会式エコシステムの存在
2ー2 「まじめの罠」を生む内部要因ー「まじめ」に特化したことによる大局観不足

第3章 「まじめの罠」の害毒

3ー1 「まじめの罠」が当事者に与える害毒
3ー2 「まじめの罠」が社会に与える害毒

第4章 「まじめの罠」に対する処方箋

1 失敗を恐れるな
2 問題設定そのものを疑え
3 動物的な勘、身体感覚を養え
4 独立した経済力を持て
5 自分のまじめさや常識を疑え
6 正しい自己認識を持て

となっていて、まず「まじめ」のもたらす悪影響をこれでもかってな感じで折伏してくるのは勝間氏らしい論法

ただ、

「まじめというのは、世の中で決められたコンセンサスのある枠組みの中でしか考えられない、ということで、まじめには限界がある」



「パクリのいったいどこが悪いのか。効率良く結果が出ればそれでいいのではないか」

といった主張は、爽快感がある。

何かと閉塞感が続く昨今、「とにかく、枠組みは自分でつくれ」という筆者の口車に乗って、力強く、少しばかりはわがままに生きてみるのが、精神衛生上も、将来の目的に向かって明るく生きるためにもいいかもしれませんね。


UbuntuでEvernoteを使う その2

先だって、UbuntuでEvernoteを使う方法として、Nixnoteを使うことを紹介したのだが、ハングアップしたりどうにも使い勝手が悪い。
 
やはりWeb版で利用するしか方法がないようなのだが、ブラウザを立ち上げて、Evernoteのサイトにアクセスして、といった手間はできる限り省いて、さっくりとEvernoteの操作画面に行きたい、ということであちこちググッて、ヒットたのが、こちらの「Ubuntu クラウド・オフィス(15):EvernoteをUbuntuで活用する」のページの"ChromeのWebページのアプリ化"をする方法。
 
やり方は、UbuntuのChromiumでEvernoteのページを立ち上げておいて、「ファイル」→「アプリーションのショートカットを作成」とたどると
次( ↓ )のようなポップアップが出るので、「作成」をクリック(黒塗りのところにはWebページの名前がでているはず)
 

そうすると、デスクトップにEvernoteのアクセスページへのショートカットができているはず。要は、通常立ち上げるChromeとは別に、Evernote専用のChromeを立ち上げている状態に過ぎないのだが、ネット環境さえ大丈夫なら、Evernoteのデスクトップアプリで操作しているのとかわらない。
 
これの応用形として、Ubuntu用のデスクトップ・アプリが提供されていないか、あるいは提供されていても使い勝手の悪い、SugersyncやPogoplugのWebページのアプリ化もやっておいた。WindowsやMacのデスクトップ専用アプリと同等とはいえないが、まあ使えるレベルではないかと思う。

2012年1月27日金曜日

UbutuでPDFの加工をするーPDFMod

PDFModは、PDFファイルの回転やページ削除などができるアプリ
インストールは、Ubntuソフトウェアセンターで、PDFModを検索してダウンロードするか、こちらのページから。
 
アプリを立ち上げるとこんな感じ
 

ページをホールドして、「編集」か右クリックで、ページの抜きだしや削除、回転ができる。
GUI的な操作ができるので、とまどうこともないだろう。
 
Linuxのビジネス利用も夢ではなくなりつつありますね。
 

UbuntuでPDFファイルを閲覧する

Ubuntuにもプリ・インストールされているPDF閲覧のアプリはあるのだが、使い勝手はいまいち
できれば、Windowsで使い慣れているアプリを使いたいので、Foxit Rader をインストールすることとした。
ダウンロードは、このFoxit RaderのHPのFoxit Non Windows Readerをクリック。
移動したージの「Foxit Reader for Desktop Linux」の「Download Now」をクリックし、さらに移動。
 
移動先でdebパッケージをダウンロードする(最新版は、2012.1.24現在では、バージョン1.1.0)
あとはdebパッケージなので、通常のアプリと同じく展開してインストール。
立ち上げるとこんなページに。
 

Windows版だと、アノテーション機能があるのだが、どうもLinux版にはない様子。
まあPDFの加工はPDFEditもあることだし、そちらを使うこととしようか。
 
Linux版のX-Change-Viewerに相当するようなのがあると便利なんだけどね。
 
追記)2012.2.18
 
Ubuntu 11.10になって、ubuntuパッケージセンターでインストールしようとしたら、エラーがでるようになった。
GDebiパッケージインストーラーでインストールしたほうがいいようですね